「身体の白い線が気になるから隠したい」
「メイクで肉割れが目立たなくできるなら…」
そんな思いから、肉割れにアートメイクを検討する方もいるのではないでしょうか。
肉割れアートメイクとは、肌と似た色素を注入することで肉割れの色味をなじませ、見た目を目立ちにくくする施術のことです。
しかし実は、アートメイクは「治療」ではなくあくまでカモフラージュであり、さまざまなデメリットやリスクも抱えています。
本記事では、アートメイクの肉割れ治療のデメリットや注意点、他の治療法について詳しく解説します。
アートメイクなどの肉割れの治療法が気になっている方へ。
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肉割れにアートメイクは「治療」ではない


肉割れに対してアートメイクを検討する方もいますが、これはあくまで「治療」とは異なるアプローチです。
肌の色調を整えることで肉割れの見た目を目立たなくすることを目的とした施術のこと。
白く目立つ肉割れに肌と似た色素を注入し、遠目に目立ちにくくするといった効果が期待できます。
ただし、肉割れとは皮ふが急に引っぱられて内側の真皮が裂けることででき、皮膚には白い線が残り、表面はボコボコと凹んでいます。
アートメイクは、肉割れした皮膚の凹凸や質感を修復するものではありません。
そのため、角度や照明によっては線状の跡が見えたり、肌を触ったときの質感の違いが感じられたりします。
肉割れのアートメイクのデメリット6つ


肉割れのアートメイクには、下記のデメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インクの変色、退色のリスクがある
アートメイクで入れたインクは変色します。
眉毛のアートメイクが、赤や青に変化している人を見たことはありませんか?
肌色のインクは一般的には黄色くなりますが、紫外線の影響や代謝・肌質によるため、何色に変わるかは実際に入れた後にしかわかりません。
また、一度入れたインクはレーザーや薬液でも完全に除去することはできません。
インクの除去は、レーザーの波長にもよりますが、黄色いインクが残りがちと言われています。
インクが変色することで、肉割れの線が黄色く浮かび上がってきてしまう可能性があるのです。



私の経験上、肉割れ線だけ黄色になると想像以上に浮いて見えます。
こうした変色や退色のリスクは、アートメイクを施す前に十分に理解しておくべき重要なポイントです。
一時的な見た目の改善と引き換えに、将来的にかえって目立ってしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
メンテナンスが必要
アートメイクであれば「ずっと綺麗な状態を保てるのでは」と期待されている方もいます。
しかし、アートメイクの効果は永久的なものではなく、定期的なメンテナンスが必要です。
一般的にアートメイクで使用される色素は、皮膚のごく浅い層に注入されるため、時間の経過とともに徐々に代謝や紫外線の影響で色が薄れていきます。
持続期間はおおよそ1年から1年半とされており、施術直後の美しい状態を保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
アートメイクで入れた色は、100%全部消えることはないですが、タトゥーのようにずっとは残りません。
薄くなったり色が変わったりするため、綺麗な状態を保ちたい場合はメンテナンスは必須です。



技術者によって色の定着に差がでやすいため、私のところには1~3ヶ月で色がなくなったという患者様がよく来られます。
施術を受ける前に、効果の持続期間やメンテナンスの手間も含めて、総合的に判断することが大切です。
肌色の変化に対応できない
日常の中で、肌の色は意外とよく変化しています。
お酒飲んだり日焼けしたりすると肌が赤くなりませんか?
肌が赤くなってもアートメイクで入れた部分の色味は変わらず、逆に浮き上がって見えてしまいます。
日焼けをした場合も同様です。
日焼け後に肌が小麦色になったとしても、アートメイクの色は元の肌色のままという可能性もあります。
レーザー施術ができなくなる
美容医療の進化により、脱毛、シミ取り、アンチエイジングなど、さまざまな目的でレーザー治療を受ける時代になりました。
アートメイクのインクにはチタンや鉄が含まれているため、レーザーを当てると黒く変色します。
将来的に他の美容施術を受ける可能性がある方にとって、アートメイクは思わぬ制約となることがあります。
選択肢を狭めてしまうことのないよう、施術前にリスクを理解しておくことが大切です。
色が定着するまでには時間がかかる
アートメイクは、施術後すぐに美しい仕上がりとなるわけではありません。
施術後すぐは色が濃く見えたり、逆に赤みや腫れによって色味がわかりづらかったりすることがあります。
これは肌がインクに反応し、一時的な炎症を起こしているためです。
その後、数日をかけてかさぶたができ、自然に剥がれ落ちていきます。
最終的に本来の発色が安定するにはおよそ1ヶ月ほどかかるとされています。
傷が新しいうちは施術できない
妊娠線や肉割れに対してアートメイクなどの施術を検討する際は、肉割れ部分の「色」や「状態」が判断基準となります。
施術を受けられる目安となるのは、肉割れや妊娠線が時間の経過とともに白く変化し、皮膚が落ち着いた状態に移行してからです。
一般的には、肉割れができてから最低でも半年以上の経過が必要とされています。
肉割れのアートメイクの危険性3点


肉割れのアートメイクには、次のような危険性があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
インクの成分が不明
アートメイクを受ける際、どのインクが使われるのかを事前に確認しておきたいと考える方も多いでしょう。
しかし実際には、成分の詳細が明らかにされていないケースも存在します。
アートメイクには色々な種類があります。



有名なのは韓国で開発されたskin52ですね。韓国では独自のインクが使用されることが多く、skin52もそのひとつです。
インクの成分に関しては、企業秘密のため一般には公開していません。
何の成分を使用しているのか、施術者がわかっていないという可能性があります。
安心して施術を受けるためには、使用インクの安全性や実績について、しっかり確認することが大切です。
妊娠中は対象外である
妊娠中は、ホルモンバランスや体調が日々変化する繊細な時期です。
このタイミングでアートメイクを行うと、使用するインクや麻酔クリームに対する予期せぬアレルギー反応が出る可能性があるだけでなく、精神的・身体的な負担が母体や胎児に悪影響を及ぼすリスクも否定できません。



また、授乳中の施術に関しては、クリニックによって対応が分かれる部分です。
薬剤の使用有無や施術の内容により判断が異なるため、希望する場合は事前に医療機関に相談する必要があります。
日焼けには十分な注意が必要
アートメイクを施した部分の肌は、周囲の肌が日焼けでトーンが変わると、その部分だけ不自然に浮いて見えてしまうことがあります。
さらに、インクは紫外線に当たると、黄色く変色しやすくなります。



また、紫外線は色の定着にも悪影響を及ぼすため、思い描いていた仕上がりにならない可能性もあるでしょう。
アートメイクを受けたあとは、帽子や衣服、日焼け止めなどの紫外線対策を心がけることが大切です。
肉割れのアートメイク以外の治療法


肉割れは、アートメイクのほかにも下記のような方法で目立たなくできます。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
ヴェルスカー
ヴェルスカーは、自分の肌の自然治癒力で肉割れや妊娠線の改善を目指す、医療専用の施術です。


ごく微細な傷を肌表面に与えることで、身体が本来持つ自然な修復機能を引き出し、肌の凹凸や色味をなめらかに整えていきます。
特徴は、周囲の健康な皮膚組織を傷つけることなくターゲット部位にだけアプローチできる点です。
肉割れの中にだけ傷をつけるため、正常な肌の色素沈着などのリスクを抑えつつ、肌の質感を向上させることが可能です。
また、ヴェルスカーはskin52の後でも薄くなっている場合は施術が可能です。



悩んでる方はお気軽にセンタムメディカルまでご相談してください。
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フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、極めて細かいレーザー光を皮膚の深部に照射し、その熱エネルギーによってコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
肌の内側からハリや弾力が回復し、徐々に目立たない状態へと導かれていきます。
広範囲の施術にも対応できるのが強みですが、一度で劇的な変化が起こるわけではなく、十分な結果を得るには複数回の治療が必要です。
ダーマペン
ダーマペンは、非常に細い針で肌表面に微小な穴を開けることで、自然治癒力を引き出しながら肌の再構築を図る治療法です。
穴をあけることで真皮層が刺激され、コラーゲンの産生が活性化されるため、毛穴の引き締めや肌のなめらかさの改善、肉割れの凹凸緩和に効果が期待されます。
また、薬剤を併用することで美白や保湿、再生などの効果を高めることも可能ですが、その分色素沈着や赤みなどの副反応が出るリスクもあり、施術後の経過観察が欠かせません。
ポテンツァ
ポテンツァは、マイクロニードルによる刺激と高周波(RF)を組み合わせることで、肌の深層に働きかける治療法です。
ニードルで開けた微細な通路を通じて、成長因子や薬剤を肌内部に直接届けることで、肌再生をより効率的に促進できます。
比較的ダウンタイムが短いため、忙しい人でも施術を取り入れやすいというメリットがあります。
ただし、施術時のチクチクとした痛みや費用面の負担に留意が必要です。
まとめ
肉割れに対して、アートメイクを検討する方もいますが、これはあくまで見た目を整えるための施術であり、「治療」ではありません。
白くなった肉割れに肌色の色素を注入することで一時的に目立たなくすることはできますが、皮膚の断裂によってできた凹凸や質感までは改善できず、角度や光の加減で線が浮かび上がることもあります。
- 効果は永久ではなく、1〜1年半で色が薄れ、定期的なメンテナンスが必要
- 肌色の変化(日焼け・美白)に対応できず、アートメイク部分だけ浮いてしまう可能性あり
- インクが変色・退色し、黄色く目立つリスクがある
- チタンや鉄を含むインクにレーザーを照射すると、黒く変色する恐れがある
- 将来的に脱毛やシミ取りなどのレーザー治療が受けづらくなる可能性あり
肉割れを隠すのではなく改善したいと考えるなら、アートメイクのリスクをしっかり理解し、より適した治療法を検討することが大切です。