「妊娠したらおしりに妊娠線ができてしまった…」そんなお悩みを抱えていませんか?
おしりは体型の変化の影響を受けやすいため、妊娠線ができやすい部位です。
妊娠線はほとんどの場合は一度できると自然には治りませんが、正しい知識とケアによって、目立ちにくくすることは可能です。
近年では、美容医療の進歩により、セルフケアでは届かない深い層にまでアプローチできる治療法も登場しています。
本記事では、おしりの妊娠線を消すことはできるのかをテーマに、対処法について詳しく解説します。
「おしりの肉割れ」が気になっている方へ。
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おしりの妊娠線を消すことはできる?


おしりにできた妊娠線を完全に消すことはできません。
しかし、赤い状態であれば保湿やマッサージなどによって、目立たなくなる可能性があります。
一方で、白くなった妊娠線は、自然に完全に消すことは難しく、美容医療による治療が必要です。
妊娠線の色は、できてすぐの時は赤色ですが、時間が経つにつれて徐々に白っぽく変化していきます。
このように、「赤い妊娠線」と「白い妊娠線」では、治る可能性や対処法が異なります。
そもそも妊娠線とは、妊娠をきっかけに皮膚が急激に引き伸ばされて、真皮層の繊維が裂けることでできる傷跡です。
真皮での断裂を表皮が覆うことで凸凹とした妊娠線になります。
特におしりは脂肪がつきやすいうえに日常の動作で皮膚が伸ばされやすいため、妊娠線ができやすい部位といえます。
妊娠線は、一度できてしまうと完全に元の状態に戻すのは非常に困難とされており、美容医療を用いたとしても「薄く目立たなくする」ことが限界です。
そのため、もっとも大切なのは「できる前に予防すること」です。
妊娠線と肉割れはできる仕組みは共通しているものの、発生のきっかけや部位などが異なります。
妊娠線と肉割れの違いについては、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:妊娠線と肉割れの違いとは?発生する原因と正しいケア方法も解説
おしりの妊娠線の原因


おしりの妊娠線は次の原因で生じます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
妊娠による皮膚の急激な伸び
妊娠中はお腹だけでなく、おしりにも皮下脂肪が付きやすくなります。
体型の変化にあわせて皮膚も広範囲に引き伸ばされますが、急激な膨張には肌が追いつけません。
真皮層がその負荷に耐えきれず、裂けることで妊娠線が発生します。
おしりは自分では見えにくい部位のため見落とされがちですが、妊娠6ヶ月頃から妊娠線が出やすくなるため、油断せずに早めのケアが大切です。
急激な体重増加
妊娠中や産後にかけて体重が急増・急減すると、皮膚の伸縮が追いつかずダメージを受けやすくなります。
特に脂肪が多いおしりは、妊娠線ができやすい傾向にあります。
また、皮膚の柔軟性が低い場合、真皮層が裂けやすく、線状の跡として残ることが多くなります。
ホルモンバランスの変化
妊娠中はホルモンの影響で体にさまざまな変化が現れます。
ステロイドホルモンが増えると、コラーゲンの合成が抑制され、肌の再生力や弾力性が低下します。
それにより真皮層のターンオーバーが鈍くなり、外的な負荷に対する回復力が弱まるのです。
結果として、皮膚が裂けやすくなり、妊娠線が生じるリスクが高まります。
真皮線維芽細胞(しんぴせんいがさいぼう)の減少
肌の弾力を支えるのは、真皮内に存在する線維芽細胞(せんいがさいぼう)です。
この細胞が加齢や乾燥、ホルモン変動によって減少すると、コラーゲンやエラスチンの生成が滞り、肌の柔軟性は著しく低下します。
特におしりの皮膚は日頃から摩擦や圧力を受けやすいため、伸縮に対する耐性が落ちていると、ちょっとした変化でも裂けやすくなり、妊娠線が発生します。
おしりの妊娠線を目立たなくする方法


おしりの妊娠線は、次の方法によって目立たなくなる可能性があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
保湿ケア
妊娠線の予防や、できてしまった赤い妊娠線を目立ちにくくするためには、日々の保湿ケアが欠かせません。
妊娠中や産後はホルモンの影響で肌が乾燥しやすくなり、皮膚のターンオーバーも乱れがちです。
乾燥が続くと肌の再生力が低下し、断裂した真皮層の回復が遅れてしまいます。
保湿ケアには、保湿力の高いクリームを選ぶのがおすすめです。
水分だけでなく油分も豊富に含まれている、クリームタイプや乳液タイプのアイテムを使うと、肌のうるおいをしっかり守ることができます。



赤い妊娠線におすすめの成分はレジストリルです。赤みが消えるまで塗り続けましょう。
妊娠線は、お尻やお腹だけではなく、胸・太ももなどにもできやすいため、全身しっかり保湿してください。
マッサージ
妊娠線ができやすいお尻や太ももなどの部位をマッサージすることで、血行が促進されて皮膚の新陳代謝も活発になり、妊娠線が目立ちにくくなる可能性があります。
ただし、注意が必要なのはその「やり方」です。
力任せにぐいぐい押すマッサージは、真皮層のコラーゲン繊維がさらにダメージを受け、妊娠線や肉割れを悪化させてしまう可能性があります。
マッサージのコツは、たっぷりの保湿オイルやクリームを使い、らせんを描くようにやさしく撫でることです。
太ももの裏からお尻にかけて下から上へと手を動かし、皮膚を引っ張らず流すような感覚で行うのがポイントです。
1日1回、短時間でもいいので継続することで、肌が少しずつ柔らかく伸びやすい状態へと整っていきます。





ただし、赤い妊娠線はマッサージしないでください。まだ炎症している状態で、引っ張ることで裂け目が広がることもあります。
美容施術
早期である赤い妊娠線であればセルフケアである程度目立ちにくくすることは可能ですが、白くなってしまったものを目立たなくするには美容施術が必要です。
皮膚の深部にアプローチし、肌の再生を促す治療法が多数登場しており、妊娠線のような真皮層のダメージにも効果が期待されています。
施術を受けることで、完全に消すことは難しくても肌との境目を薄くし、見た目の印象を改善できる可能性があります。
美容施術の例は、ヴェルスカー、フラクショナルレーザー、ダーマペン、ポテンツァなどです。
おしりの妊娠線を目立たなくする施術


白くなったおしりの妊娠線を目立たなくする施術には、下記のようなものがあります。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
美容医療の施術は、産後や授乳中は控えるのが安心です。
生理が再開して体調が安定してから検討するのがよいでしょう。
また、産後はホルモンバランスの影響で色素沈着が長引きやすいため、少なくとも半年から1年ほど期間をあけることが推奨されています。
治療開始時期は、個々の体調や肌の状態に合わせて、医師と相談しながら決めることが大切です。
ヴェルスカー
ヴェルスカーは、妊娠線や肉割れといった「目立つ白い線」に特化した美容施術で、人が本来持つ「傷を治す力」を活用して肌を再構築する治療法です。
まるでヴェールをかけたかのように、目立つ線を自然にカモフラージュしながら、正常な肌には負担をかけずに改善を目指します。
専用の機器を使用して妊娠線や肉割れの部分にだけ微細な傷をつけます。
あえて細かな傷を与えることで、皮膚の自然治癒力を引き出し、傷跡の凹凸や白さを徐々に薄く整えていくのです。
さらに、独自のドラッグデリバリーシステムを採用しており、傷つけた皮膚にコラーゲンの再生を促す特殊なセラムを浸透させることで、より高い効果が期待できます。
ヴェルスカーの大きな魅力は、白くなった部分にだけ刺激を与えるため、周囲の健康な皮膚には変化を与えない点です。
そのため、色素沈着などの心配も少ない施術とされています。
回数を重ねるごとに、線は細く、凹みは滑らかに、表皮は厚くなるといった変化が見られ、結果として目立たない自然な肌へと導いてくれます。
ただし、ヴェルスカーの施術の際は、以下の点にお気を付けください。
- 産後はホルモンの影響で色素沈着が残りやすいため、産後半年〜から施術可能
- 白い妊娠線のみ適応
- ストレッチマークに赤み・色素沈着がある方、ケロイド体質の方は基本的に施術不可



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フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、肌の奥深くにある真皮層へ微細なレーザーを点状に照射し、熱による刺激で肌の再生力を引き出す治療法です。
無数の小さなレーザーの点をあえて皮膚に与えることで、自己修復機能が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、妊娠線や肉割れによってできた凹凸や白さを滑らかに整えていきます。
肌全体にまんべんなくアプローチできるため、おしりのような広範囲の妊娠線にも適しており、皮膚にハリや弾力を取り戻したい方に向いています。


ただし、より高い効果を得るためには複数回の施術が必要であり、施術後には赤みや皮むけなどのダウンタイムが数日〜1週間程度続くこともあります。
産後の施術は、ホルモンバランスが安定していないためおすすめできません。
開始時期については、治療を受ける美容クリニックの専門医に相談しましょう。
ダーマペン
ダーマペンは、極細の針で皮膚表面に無数の微細な穴を開けることで、肌の自然な創傷治癒力を引き出し、妊娠線や肉割れの改善を図る治療法です。
微細な刺激が真皮層にまで届くことで、コラーゲンやエラスチンの生成が活性化され、傷跡の凹凸や色味をなめらかに整えていく効果が期待されます。
さらに、施術時に薬剤を併用することで、肌の奥まで有効成分を届けられる点も大きな魅力です。
美白や再生を促す成分を浸透させることで、肌のトーンや質感の改善にもつながります。
ただし、針による刺激があるため、施術後には赤みやヒリつきなどのダウンタイムが数日間発生する場合があります。
肌質によっては色素沈着のリスクもあるため、医師の判断のもと、適切な回数やケアを行うことが重要です。
安全面での理由から、妊娠中や産後3か月以内の方は施術ができないクリニックが多いです。


ポテンツァ
ポテンツァは、極細の針と高周波(RF:ラジオ波)を組み合わせて、肌の深部である真皮層に直接働きかける美容施術です。
針による物理的な刺激に加え、熱エネルギーを同時に与えることで、コラーゲンやエラスチンの生成を強力に促し、妊娠線や肉割れによってできた肌の凹凸や質感を内側から整えていきます。
また、針と高周波で開いた微細な経路に、成長因子や再生因子を含む薬剤を高い浸透力で届けることで、治癒と再生のスピードを加速させる効果が期待できます。
ダウンタイムが比較的短めなのも魅力の1つです。
ただし、痛みを感じやすい部位では麻酔が必要となることがあるほか、施術費用も高額になる傾向があるため、予算面やスケジュールとのバランスを考慮する必要があります。
ポテンツァは、妊娠中や産後3ヶ月以内の方は施術を受けられない場合がほとんどです。
まとめ
おしりの妊娠線は、妊娠や急激な体重増加、ホルモンバランスの変化、真皮線維芽細胞の減少といった要因により発生します。
皮膚の深層である真皮層が裂けることで生じるため、自然に完全に元の状態に戻すことは難しいとされています。
- おしりの妊娠線は、妊娠や急激な体重増加、ホルモン変化などによって真皮層が裂けることで生じる
- 完全に消すのは難しいが、時間の経過やケアによって目立ちにくくなる可能性がある
- 予防には妊娠中からの保湿ケアとやさしいマッサージが有効
- 特に乾燥や肌の柔軟性の低下を防ぐことが重要
- 肌に刺激を与えすぎるマッサージは逆効果になるため、正しい方法で行う
- セルフケアで改善が難しい場合は美容医療を検討する
肌質や状態に応じた適切なケアと施術により、おしりの妊娠線をカバーし、自信を持てる肌を目指すことができます。