背中の肉割れの特徴とは?5つの発生原因と改善・予防方法を解説

背中の肉割れの特徴とは?5つの発生原因と改善・予防方法を解説

「気づいたら背中に白っぽい線が…」

「まるで切り傷みたいに見えて気になる…」

このような症状が背中にある方は、もしかするとそれは「肉割れ」かもしれません

肉割れというと、お腹や太ももなどを思い浮かべがちですが、実は背中や腰まわりも肉割れができやすい部位の1つです。

本記事では、背中の肉割れの特徴や原因、改善する方法や予防のポイントなどについて解説します。

「背中の肉割れをどうにかしたい方へ」

赤みのある初期段階では保湿などのセルフケアで改善が期待できますが、白くなった肉割れは美容施術ヴェルスカーのような医療的アプローチが有効です。

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公式LINEでは「肉割れ」や「肉割れ治療ヴェルスカー」に関する疑問・ご質問にもお答えしています

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目次

背中の横線は肉割れの可能性あり

背中

背中に線のような跡ができ、それがなかなか消えない場合は、肉割れ(ストレッチマーク)である可能性があります。

ここでは、肉割れの基礎知識や特徴について解説します。

詳しく見ていきましょう。

肉割れとは

肉割れとは、皮膚の内側にある真皮層が裂けることでできる線状の跡のことです。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層で構成されており、そのうち真皮は弾力性があまりなく、急激な伸縮に弱いという性質を持っています。

成長期の急激な身体の変化や、短期間での体重増減、筋肥大などによって皮膚が急に引き伸ばされると、表皮はある程度対応できますが、弾力の少ない真皮層はその伸びに耐えきれず、断裂を起こしてしまいます

真皮が裂けると炎症が起こり、下図のようにコラーゲンが乱れて白く固まります

その上を表皮が覆うことで、肌表面に凸凹のある肉割れとして現れるのです。

肉割れの状態の肌

初期段階では赤や赤紫色をしており、時間の経過とともに白く色が抜けたような痕になって残ります。

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初期段階ではセルフケアで改善することもありますが、白くなると自然治癒は見込めません

背中の肉割れの特徴

背中の肉割れは、肩甲骨の下や脇腹、腰まわりなど広範囲に及びます。

下の画像のように、幅が広く長いことが特徴です。

まるで斬りつけられたような跡のように見えることもあります。

背中の肉割れ1
背中の肉割れ2
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背中の肉割れは、女性だけでなく、男性にもできやすいです

男性の肉割れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【肉割れは男性にもできる】3つの原因・防ぐ方法

背中に肉割れができる原因

原因

背中に肉割れができる原因は下記のとおりです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

成長期の急激な身長の変化

思春期における急激な身長の伸びは、肉割れの原因の1つです。

中学生から高校生にかけての時期は、骨格や筋肉の成長が著しく、体全体が大きく変化します。

こうした身体の急成長に皮膚の伸びが追いつかないと、皮膚の内側にある真皮層に強い負担がかかり、断裂を起こすことで肉割れが生じます

筋トレによる筋肥大

筋トレによって短期間で広背筋などの背中まわりの筋肉が急成長すると、その変化に皮膚が追いつかず、肉割れが起こることがあります。

筋肉が急激に大きくなると、皮膚が内側から強く引っ張られ、真皮層に負荷がかかります。

その結果、真皮の線維が裂け、表皮の下に線状の亀裂ができることで、肉割れが現れます。

急激な体重増減

急激な体重の増減は、皮膚に大きな負担をかけ、肉割れの原因になります。

太ったとき、皮膚は内側から強く引き伸ばされます。

すると、伸縮に弱い真皮層のコラーゲン線維が耐えきれずに裂けてしまい、その傷が瘢痕化(コラーゲンの塊)することで、線状の跡として肉割れが残ります。

そして、急激に痩せると表皮のハリが失われ、下に隠れていた凹みが表面に現れて目立つようになります。

また、ダイエット中に栄養バランスが乱れると、肌を支えるコラーゲンやエラスチンの生成が低下し、皮膚の弾力が失われやすくなります。

加えて、過度なカロリー制限によって筋肉量が減ることも問題です。

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筋肉が落ちると皮膚がたるみやすくなるため、肉割れが目立ちやすくなります。

痩せたのに肉割れができてしまう理由については、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:痩せたら肉割れができるのはなぜ?原因とダイエットのポイント

妊娠やホルモンバランスの変化

妊娠中はお腹まわりの皮膚が急激に引き伸ばされることに加えて、背中や腰まわりなどにも脂肪がつきやすくなります。

このような変化によって皮膚に強い負荷がかかると、妊娠線として背中に肉割れが現れます。

また、成長期や妊娠期に「コルチゾール」というホルモンの分泌量が増加することも原因の1つです。

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「コルチゾール」は、皮膚の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの合成を抑える作用を持ちます。

コラーゲンやエラスチンは、皮膚の内側にある真皮層を構成し、肌のやわらかさや伸び縮みを保つうえで欠かせない成分です。

これらが十分に作られなくなると、皮膚の弾力が低下し、体の成長や変化による引っ張りに耐えられなくなります。

妊娠線は、肉割れと同じ過程で生じます。妊娠線と肉割れの違いについては、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:妊娠線と肉割れの違いとは?発生する原因と正しいケア方法

肌の弾力の低下

肌の弾力の低下も、肉割れが起こりやすくなる原因です。

年齢を重ねたり、不規則な生活習慣が続いたりすると、肌のうるおいやハリを保つためのセラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなどが減少します。

その結果、肌が乾燥しやすくなり、柔軟性や弾力が失われます

そうすると、皮膚が外からの刺激や内側からの伸びに耐えきれず、真皮層が避けて肉割れが生じやすくなるのです。

背中の肉割れを改善する方法

保湿

背中の肉割れを改善する方法は下記の2つです。

背中の肉割れの改善方法は、初期段階と、進行して白くなった段階で異なります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

保湿ケア

肉割れが赤みを帯びている段階では炎症が起きており、適切な保湿ケアによって改善が期待できます。

クリームやオイルなど、肌にうるおいを与えて柔軟性を保てるアイテムを使用しましょう。

乾燥を防ぐことで、真皮層のひび割れが進行するのを防ぐことができます。

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背中にできた肉割れは、保湿ケアがしにくい場所にあるため、ケアを怠りやすい傾向があります。

しかし、ケアが難しいからこそ意識して保湿を習慣づけることが重要です。

たとえば、手のひらでボディクリームを温めたあと、手の甲にのせてから背中に塗ると、塗り広げやすくなります。

また、ボディブラシや背中専用の保湿アイテムを活用すれば、より手軽にムラなく塗布できます。

肩周りなど、届きやすい部分は手を回して手のひらでやさしくなじませましょう。

医療機関での治療

背中のように自分では対処しにくい部位の場合は、専門の施術を受けるという選択肢もあります。

赤い肉割れはセルフケアでの改善が期待できますが、白くなった肉割れは真皮層の構造が変化しているため、保湿やマッサージといったケアでは改善が困難です。

このような状態には、美容医療の施術を受けることが効果的です。

肉割れ治療には、ヴェルスカー、レーザー治療・炭酸ガス治療・ダーマペンなどがあります。

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皮膚の再生を促すことで、肉割れ線が細くなり、目立ちにくくなるという変化が期待できます。

ヴェルスカーをはじめとした美容医療の選択肢については、下記の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

関連記事:肉割れの治し方!8つの治療法とそれぞれの特徴を詳しく解説

とはいえ、「どこの医療機関に相談すればいいのかわからない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

肉割れ治療は、できれば肉割れに特化した医療機関で相談するのが安心です。

「まずは話だけでも聞いてみたい」「自分に合った治療法を知りたい」

そんな方は、ぜひ一度センタムメディカル無料カウンセリングをご活用ください。

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背中の肉割れを予防するポイント

体重

下記のような対策によって、背中の肉割れができるリスクを抑えることができます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

体重管理を意識する

1ヶ月あたりの体重変化は、現在の体重の5%以内に抑えるのが望ましいとされています。

極端な食事制限によるダイエットは、皮膚のハリや弾力を支えるコラーゲンの生成が減少し、かえって肌状態を悪化させる要因にもなります。

過度な制限ではなく、タンパク質を中心にバランスの取れた食事を心がけ、適度な運動を取り入れることが大切です。

また、筋肉をしっかりつけることで肌にハリが生まれ、肉割れができにくい柔軟な皮膚を保つことができます。

筋トレでは負荷を段階的に上げる

短期間で筋肉量を大幅に増やすようなトレーニングは、皮膚が引っ張られる力も急激に強くなるため、背中まわりに肉割れができる原因になります。

筋トレは自分のペースに合わせ、負荷を少しずつ段階的に上げていくことが重要です。

皮膚にかかる負担を軽減しながら筋肉をつけることで、健康的な体づくりと肉割れの予防を両立できます。

保湿を徹底する

皮膚が乾燥すると弾力が失われ、真皮層の柔軟性が低下します。

乾燥した状態の皮膚はひび割れを起こしやすく、肉割れのリスクも高まるため、毎日の保湿ケアは大切です。

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入浴後や運動後など、肌の水分が失われやすいタイミングでは念入りにケアしましょう。

背中のように手が届きにくい部位は、ボディブラシや背中専用の保湿アイテムを使うと、ムラなくしっかりと保湿できます。

継続的に保湿を行うことで、皮膚の柔軟性を保ち、肉割れしにくい肌環境を整えることが可能です。

栄養バランスを整える

肌の柔軟性を保ち、肉割れを予防するためには、日々の食事から必要な栄養素をしっかりと摂ることが大切です。

とくに意識したいのは、タンパク質・ビタミンC・E・鉄分など皮膚の再生やコラーゲンの生成をサポートする栄養素です。

それぞれの栄養素の特徴と多く含まれる食品を紹介します。

栄養素名栄養素の特徴多く含む食品例
タンパク質皮膚や筋肉など体の材料肉、魚、卵、大豆製品(豆腐・納豆など)
ビタミンCコラーゲンの合成を助ける水溶性ビタミン柑橘類(みかん・レモン)、キウイ、ブロッコリー、梅干しなど
ビタミンE細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用をもつ脂溶性ビタミンアーモンドなどのナッツ類、ひまわり油などの植物油、うなぎ、かぼちゃ、アボカド
鉄分赤血球を構成し、酸素を全身に運ぶ役割をもつミネラル牛・豚・鶏のレバー、カツオ、あさり、牡蠣などの魚介類

栄養バランスを整えることで、肌の内側から健康を支え、肉割れを予防する力を高めましょう。

まとめ

背中の肉割れは、皮膚の急激な伸展に耐えられなくなった「真皮層」が裂けることで生じるため、体型変化が大きい方や筋トレをしている方、思春期や妊娠期を迎える方などに見られやすい症状です。

本記事のまとめ
  • 背中の肉割れは幅が広く、線が長くなりやすい傾向がある
  • 主な原因は成長期・筋肥大・体重増減・妊娠・加齢による肌の弾力低下など
  • 赤い段階では保湿などのセルフケアが有効
  • 白くなった肉割れは自然回復が難しく、美容医療の検討が必要
  • 背中や腰のような手の届きにくい部位でも医療施術なら対応可能

肉割れの状態によって、適した対処法は変わります

肉割れに関しては、CENTUM MEDICALの公式LINEまでお気軽にご相談ください。

白くなった背中の肉割れには、美容医療という選択肢も

センタムメディカルで導入している『ヴェルスカー』は、肌本来の再生力を引き出すことで、徐々に凹凸や色ムラを整え、背中の目立つ線を自然に近い状態へ導く治療です。

かねりこ

背中の肉割れが気になる方」は、公式LINEよりお気軽にお問い合わせください

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この記事を書いた人

手術室看護師として約15年間外科手術に携わり、皮膚医学を学ぶ。

その後、美容医療看護師として活動する中で、今まで改善することのなかった白い傷やストレッチマークへの技術が海外にあることを知り、日本での治療を開始。

現在は日本人向けにメラニン色素や皮膚の厚みなどを考慮した「ヴェルスカー」の治療を主に行う。

看護師免許
顔タイプアドバイザー1級(日本顔タイプ診断協会)
化粧品検定1級(一般社団法人日本化粧品検定協会)
スキンケアアドバイザー(一般社団法人日本スキンケア協会)
色彩検定2級(公益財団法人色彩検定協会)
2022 ARTMAKE CONTESTS JAPAN 眉パウダー部門グランプリ(自費研)

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