肉割れは自力で治すことはできる?医療に頼らずできることと限界

肉割れは自力で治すことはできる?治せるケースと対処法の注意点

「保湿すれば、肉割れもそのうち治るんじゃない?」

「治療にはお金がかかりそうだし、なるべく自分で治したい」

このように期待して、セルフケアを続けている方も多いのではないでしょうか。

しかし、肉割れには「自力で治せるもの」と「治せないもの」があります

肉割れは自力で治すことはできるのか知りたい人に向けて、治せるケースや対処法の注意点について解説します。

気になる肉割れには、肌の凹凸や色ムラにアプローチする「ヴェルスカー」という治療法があります。

センタムメディカルの公式LINEなら、次のようなことがいつでも可能です。

  • 無料カウンセリングのご予約
  • 「肉割れ」や「ヴェルスカー」に関するご質問への迅速な回答

ぜひお気軽にお友達追加してください。

無料カウンセリング実施中

目次

肉割れは自力で治すことはできるのか?

目立たなくする方法

一度できてしまった肉割れに対して「保湿すれば治る?」「マッサージで消せる?」といった疑問を持つ方は少なくありません。

まずは、下記2点について理解しておくことが大切です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

白い肉割れは自力で治すことはできない

一度白くなった肉割れは、自力での改善が難しい状態です。

というのも、白い肉割れは、皮膚の深い部分(真皮層)にできた裂け目が修復されたあと、傷あととして皮膚に定着している状態だからです。

皮膚の構造そのものが変化しており、マッサージや保湿といったセルフケアで元の状態に戻すことはできません。

白い肉割れを目立たなくする方法についてはこちらの記事もご覧ください。

関連記事:【白い肉割れを消したい】目立たなくする施術・セルフケア法

初期の赤い肉割れであれば自力で治すこともできる

赤みを帯びた初期段階の肉割れであれば、自宅でのスキンケアによって目立ちにくくすることが可能です。

この時期の肉割れは、皮膚の深部で炎症が続いている状態であり、まだ傷跡として定着していません。

皮膚の回復力が働きやすいタイミングであるため、適切なケアによって肌本来の回復力を引き出せる可能性があります。

赤い肉割れの治し方については、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:【赤い肉割れの治し方】赤いうちに対処すべき理由・よくある質問4選

肉割れを自力で治すことができない4つの理由

肉割れを治せない

白くなった肉割れは、下記の理由により自力で治すことはできません。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

真皮が裂けているから

肉割れとは、皮膚の深い部分である「真皮」が裂けてしまった状態のことです。

下の図を見て分かるように、真皮は表皮のすぐ下に位置しています。

皮膚の構造

表皮の傷であればターンオーバーで自然に再生されますが、真皮は再生機能を持っておらず、傷ができると傷跡である瘢痕(はんこん)として修復されるのみです。

そのため、一度真皮に裂け目ができてしまうと、元通りの皮膚構造に戻ることはありません

コラーゲン繊維が変性しているから

肉割れが起きた箇所では、真皮層に存在する本来のしなやかなコラーゲン繊維が断裂し、修復の過程で太く硬い繊維へと置き換わります

この変性したコラーゲンは、自力のセルフケアや自然治癒で回復することはありません

肉割れはできて時間が経過すると定着してしまうから

肉割れができてから時間が経過すると、皮膚の炎症や修復のプロセスが終わり、傷が瘢痕として定着してしまいます。

赤みのある初期段階であれば、保湿や血行促進によるケアで目立ちにくくなる可能性がありますが、白くなった肉割れはすでに皮膚構造が変化しており、自力での改善は難しくなります。

時間が経つほどにセルフケアの効果は薄れ、専門的な治療が必要になることが多いのです。

クリームでは真皮の修復ができないから

市販の肉割れクリームやオイルは、浸透しても表皮の角質層までにとどまります

これらのアイテムは、肌をうるおし柔軟性を保つためのものであり、すでに断裂した真皮層を修復する作用はありません

市販のクリームで修復できない理由について、下記の記事で詳しく解説しています。

ぜひご覧ください。

関連記事:「肉割れが消えた」の市販クリームには要注意!理由と正しい治療法

肉割れを自力で治そうとするリスク

肉割れを治す

肉割れを自力でなんとかしようと考える方も少なくありませんが、自己判断でのケアには思わぬ落とし穴があることもあります。

たとえば以下のようなリスクが考えられます。

  • 適切な治療のタイミングを逃してしまう

赤みのある初期の肉割れであれば、セルフケアが多少有効な場合もありますが、時間が経過して白くなると治療が難しくなります。

「もう少し様子を見よう」と先延ばしにしているうちに、肉割れが定着してしまい、結果的に治療回数や費用がかさむ可能性があります。

  • 誤った情報に惑わされる

SNSやインフルエンサーの「○○クリームで肉割れが消えた!」といった誇張された情報を鵜呑みにし、正しい判断ができなくなることもあります。

高額なクリームを購入しても効果が得られず、無駄な出費につながるケースも少なくありません。

  • 誤ったケアで肌を傷めてしまう

強すぎるマッサージや摩擦により肌を刺激しすぎると、かえって状態を悪化させることがあります。

また、肌に合わない成分を含むクリームを使用したことで、かぶれや乾燥などのトラブルを招くこともあります。

かねりこ

マッサージは予防のためのケアです。できた肉割れに刺激を与えると炎症が広がる可能性があるため、力を入れすぎないよう注意しましょう。

  • 効果が出ないことで精神的ストレスになる

「頑張ってケアしたのに変化がない」といった状況が続くと、落胆や自己否定感が募り、精神的なストレスに繋がる場合もあります。

このように、自己判断でのケアは一見手軽に見えますが、正しい知識がないまま取り組むと、かえって状態を悪化させたり、余計な費用や時間をかけてしまうことになりかねません。

お金や時間を無駄にしないためにも、信頼できる情報をもとに、慎重に対応することが大切です。

肉割れを治したいときの注意点

治療

肉割れには、たとえば下記のような対処法があります。

ただし、いずれも注意点があるため、自己判断で試す前に、正しい知識を持つことが大切です。

ここでは、それぞれの注意点について、詳しく解説します。

アートメイク

アートメイクの一種である「skin52」は、白く目立ってしまった肉割れ部分に肌色に近い色素を入れ、周囲の皮膚とのコントラストをなじませることで、見た目を目立たなくする施術です。

見た目を一時的にカバーできる点が魅力ですが、以下のような注意点もあります。

  • インクの変色、退色のリスクがある(特に紫外線で黄色く変色しやすい)
  • 持続期間はおおよそ1年から1年半で、定期的なメンテナンスが必要
  • 日焼けなどの肌色の変化に対応できない
  • 色の定着に時間がかかるため、すぐに完成するわけではない

アートメイクはあくまで見た目を整える「カモフラージュ」であり、肉割れそのものを改善する治療ではないことをあらかじめ理解しておきましょう。

肉割れに対するアートメイクのデメリットについて詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

関連記事:肉割れアートメイクのデメリットや危険性は?

市販のクリーム

市販のクリームは、クリニックなどに通わずに手軽に使える一方で、以下の点に注意が必要です。

  • クリームは肉割れを「治す」ものではない
  • 保湿や肌の柔軟性を保つといった予防的な目的で使用することが前提
  • 根本的な改善効果は見込めないため、過剰な期待をしないこと
  • SNSやインフルエンサーの「消えた」という情報を鵜呑みにしない
  • 効果が不明確なまま、高額な商品を買い続けてしまうリスクがある
  • 情報の真偽を見極めてから、慎重に購入・使用することが大切

クリームでは真皮の修復ができないから」で解説したとおり、市販の肉割れクリームには、できてしまった肉割れを修復する作用はありません

あくまで肌の状態を整えるための補助的な手段として活用し、根本的な改善を求める場合は、医療的なアプローチと併せて検討するのがよいでしょう。

一度できた肉割れを目立たなくするには美容医療

美容医療

一度できてしまった肉割れを目立たなくするには、美容医療によるアプローチが有効とされています。

中でも「ヴェルスカー」は、妊娠線や肉割れの治療を目的に開発された専門的な医療施術です。

ヴェルスカーでは、極細の針を用いて肌に微細な損傷を与えることで、皮膚本来の自己修復力を促し、凹凸や色の差を徐々に目立ちにくくします。

周囲の正常な皮膚への影響が少なく、色素沈着などの副作用リスクも比較的低いのが特徴です。

施術後に一時的な赤みやかゆみが生じることもありますが、多くの場合、1か月程度で自然におさまります。

かねりこ

現代の医療でも、肉割れや妊娠線を完全に消すことは難しいですが、目立ちにくくすることは可能です。

ヴェルスカーなど、肉割れの治療法については、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:肉割れの8つの治療法とそれぞれの特徴

かねりこ

センタムメディカルの公式LINEでは、「ヴェルスカー」や「肉割れ」に関する疑問や質問に回答しています。

まずは詳しい施術情報をチェックしてみてください。

無料カウンセリング実施中

まとめ

白い肉割れは傷あととして定着しており、自力で治すことはできません

改善を目指すには、状態に合った対処が必要です。

本記事のまとめ
  • 白い肉割れは、真皮層が裂けて皮膚の構造そのものが変化した状態であり、自然治癒では元に戻らない
  • 赤い肉割れであれば、セルフケアによって目立ちにくくできる可能性がある
  • 自力で治そうとする誤ったケアは、悪化や色素沈着のリスクがある
  • 白い肉割れを治すには美容医療による対処が有効
  • 美容医療には、ヴェルスカーといった選択肢がある

肉割れは放置しても改善することはありません。

状態に合わせた早期対処と適切な治療を行うことで、見た目の悩みを軽減することが可能です。

肉割れに関しては、CENTUM MEDICALの公式LINEまでお気軽にご相談ください。

センタムメディカルで導入している「ヴェルスカー」は、白くなった肉割れに対して、肌の再生力を引き出すことで、凹凸や色ムラを徐々に整えることを目的とした治療法です。

公式LINEでは、「無料カウンセリングの予約」や「肉割れに関するご質問・相談」などが簡単にできます。

かねりこ

「誰にも話せなかった悩みを気軽に相談できて、安心しました!」というお声もいただいています。

無料カウンセリング実施中

肉割れは自力で治すことはできる?治せるケースと対処法の注意点

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

手術室看護師として約15年間外科手術に携わり、皮膚医学を学ぶ。

その後、美容医療看護師として活動する中で、今まで改善することのなかった白い傷やストレッチマークへの技術が海外にあることを知り、日本での治療を開始。

現在は日本人向けにメラニン色素や皮膚の厚みなどを考慮した「ヴェルスカー」の治療を主に行う。

看護師免許
顔タイプアドバイザー1級(日本顔タイプ診断協会)
化粧品検定1級(一般社団法人日本化粧品検定協会)
スキンケアアドバイザー(一般社団法人日本スキンケア協会)
色彩検定2級(公益財団法人色彩検定協会)
2022 ARTMAKE CONTESTS JAPAN 眉パウダー部門グランプリ(自費研)

目次