肉割れが痛い・ピリピリする原因は3つ!対処法や受診の目安も解説

「赤い線がピリピリしてつらい」
「服がこすれるたびに肉割れがヒリヒリする」
そんな痛みをともなう肉割れに、困っていませんか?
初期の肉割れは、かゆみやヒリつきを感じる場合があります。
放置すると肉割れが悪化する可能性があるため、早めに適切な対処をしましょう。
この記事では、肉割れで痛みが出る3つの原因、セルフケアのポイントや医療機関を受診すべきタイミング、肉割れを目立たなくする治療法も紹介します。
肉割れの赤みや痛みは、肉割れができた「初期のサイン」かもしれません。
早めにケアを始めることで、見た目や不快感の負担を和らげることにつながります。
時間が経ち白くなってしまった肉割れには、「ヴェルスカー」という治療法もあります。

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肉割れは痛みを伴うことがある

肉割れの発生直後は、見た目の変化だけでなく、軽い痛みを伴うことがあります。
これは、皮膚が急激に引き伸ばされることで、真皮層のコラーゲンやエラスチンなどが裂けて損傷し、神経が刺激されやすくなるためです。

妊娠中にできる「肉割れ」は「妊娠線」と呼ばれ、どちらもまとめて「ストレッチマーク」と言われる皮膚の変化です。
肉割れや妊娠線は、発生初期にはヒリヒリとした軽い痛みや、ピリピリとした違和感を覚えることがあります。
痛みは一時的で数日~数週間で落ち着くことが多いですが、肉割れは、外見だけの問題ではなく体の内側でも負担がかかっているサインなのです。
肉割れと妊娠線の違いについては、下記の記事をご覧ください。
関連記事:妊娠線と肉割れの違いとは?発生する原因と正しいケア方法も解説
肉割れが痛い原因

肉割れが痛む主な原因は、下記の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
初期の肉割れ
肉割れや妊娠線の発生初期には、赤みや紫色を帯びた線状の跡として現れ、ピリピリとした痛みやかゆみを伴うことがあります。
これは、皮膚の深層にある「真皮」が急激に引き伸ばされ、微細な損傷が起こっているためです。
下図のとおり、皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。

表面に目立った傷がなくても、皮膚の内部では損傷による炎症反応が起きており、それが原因で痛みなどの違和感が生じることがあります。
初期の赤い肉割れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事:赤い肉割れの治し方は?赤いうちに対処すべき理由・よくある質問4選
乾燥
皮膚が乾燥して水分や油分が不足すると、角質層のバリア機能が低下し、外部刺激に対して敏感になります。
乾燥した肌はしなやかさが失われており、表面に微細な亀裂が入りやすくなるため、痛みを感じることがあります。
乾燥するとかゆみが出ることもあり、掻くことで肌に刺激が加わり、さらに悪化するおそれがあります。
そのため、掻きすぎには注意が必要です。
圧迫や摩擦
肉割れがある部分は、皮膚の内部が損傷しているため、少しの刺激にも敏感です。
たとえばウエストのゴムが当たる位置では、摩擦や圧迫が繰り返されることで、ヒリヒリとした痛みを感じやすくなります。
また、座っている時間が長い人は、お尻に圧力がかかり続けることで、肉割れ部分に痛みや痒みが出ることもあります。
肉割れは放置すると赤みが消えて白く残るため、赤い段階での早期対応が大切です。
赤みが落ち着いた後には、「ヴェルスカー」で跡を目立ちにくくする治療が選択肢となります。

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肉割れが痛いときの対処法

肉割れが痛いときは、次のように対処しましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
保湿する
肉割れによる痛みがあるときは、まず保湿を心がけましょう。
乾燥した肌はバリア機能が低下し、刺激に敏感になって痛みや違和感を感じやすくなります。
おすすめのポイントは以下のとおりです。
- 成分:セラミド、ヒアルロン酸などが配合された保湿クリームで、水分と油分のバランスを整える
- タイミング:乾燥しやすい季節やエアコンの効いた室内では、日中もこまめに塗り直す
- 刺激回避:アルコールや香料など刺激の強い成分を避け、低刺激タイプを選ぶ
- 個人差:自分の肌に合ったものを選ぶ
保湿は「赤い肉割れ」など初期段階のケアにもつながります。
痛みがあるときほど乾燥を防ぎ、肌にやさしい保湿を継続することが大切です。
肌に優しい素材の衣類を選び圧迫や摩擦を避ける
肉割れの痛みを和らげるためには、衣類による圧迫や摩擦を減らすことが大切です。
ウエストゴムやブラジャー、タイトなボトムスは、肉割れ部分に刺激を与え続け、ヒリヒリ感や痛みを悪化させる原因になりやすいからです。
以下の工夫を取り入れてみましょう。
- 衣類の素材:コットンなど柔らかく通気性の良い素材を選ぶ
- サイズ感:締め付けの少ない服を選び、ゆとりを持たせる
- 就寝時:ノンワイヤーのインナーやゆったりしたパジャマで、皮膚にストレスをかけない
日常の衣類選びを工夫するだけでも、肉割れ部分への刺激を減らし、痛みや違和感を和らげる助けになります。
肉割れが痛いときにしてはいけないこと

痛みを伴う肉割れには、正しいケアを続けることが大切です。
- 強いマッサージ
- 締め付けの強い下着や衣類
- 自己判断のステロイドの使用
まず避けたいのが、強いマッサージです。
痛みのある肉割れ部分は真皮層がダメージを受けており、過剰な刺激を加えると皮膚の回復を遅らせる原因になります。
また、着圧レギンスや締め付けの強い下着・服装も避けるべきです。
圧迫や摩擦によって肉割れ部位への負担が増し、痛みが強くなる恐れがあります。
さらに、自己判断でステロイド外用薬を使用することも推奨されません。
ステロイド剤は抗炎症作用を持つため、炎症が起きている初期の肉割れに効果があるのではないかと思う方もいるでしょう。
しかし、肉割れは真皮の構造上の変化であり、炎症を抑えられたとしても改善は期待できません。
それどころか、ステロイド外用薬は長期間使用すると皮膚の菲薄化(ひはくか:皮膚が薄くなる)を招きます。
その結果、肌のバリア機能が低下し、刺激を受けることで肉割れの悪化を招く可能性もあります。
医療機関を受診する目安

肉割れの痛みや違和感が強いときは、自己判断せず早めに医療機関を受診することが大切です。
赤みや痛みの裏に、別の皮膚疾患や炎症が隠れている場合があるからです。
次のような症状があるときは、医師に相談しましょう。
- 違和感やヒリヒリ感が 数日以上続く
- 衣類との接触だけでも 強い痛みを感じる
- 赤みが広がってきた、熱をもっている
- 膿や分泌液が出てきた
- 市販の保湿剤・クリームを使っても 改善しない/悪化している

赤みが強くなってきたら、自己判断せず皮膚科に相談するのが安心です。
「肉割れが痛い」に関するよくある質問

肉割れの痛みについて、下記のような疑問を持つ方が多くみられます。
ここでは、肉割れの痛みに関するよくある質問に回答します。
肉割れがピリピリ痛いのは自然に治る?
肉割れに痛みや違和感を覚えることがありますが、それが自然に治るかどうかは原因や症状の程度によって異なります。
肉割れの初期段階では、皮膚が急激に伸ばされたことによる軽度の炎症や繊維の断裂が影響し、ヒリつきやピリピリ感が出ることがあります。
この場合、しっかりと保湿を行い、刺激を避けることで、数日〜数週間で落ち着くケースも少なくありません。
しかし、痛みが長引いたり、症状が強くなったりする場合は、肉割れ以外の皮膚トラブルが隠れている可能性も考えられます。
たとえば、以下のような要因でも同様の症状が出ることがあります。
- 皮膚の乾燥によるバリア機能の低下
- 紫外線や日焼けによる炎症反応
- 下着や衣類による摩擦刺激
- 接触性皮膚炎などのアレルギー反応
- 使用しているボディクリームや化粧品が肌に合っていない
症状が一時的で軽度であれば、スキンケアの見直しや生活習慣の改善で痛みは回復することもありますが、明らかな異常や不快感が続く場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
肉割れ(妊娠線)がピリピリ痛痒い場合はどうしたらいい?
肉割れや妊娠線が痛痒い場合は、保湿をしっかり行い、圧迫や摩擦を避けて、掻かないようにすることが大切です。

掻いてしまうと、肉割れが悪化するおそれがあるため、痒い場合は「保湿」「冷やす」「優しくなでる」で対処しましょう。
なお、妊娠線の場合、妊娠中期(16週〜27週頃)以降は、お腹の膨らみが急速に進むため、皮膚が伸ばされる刺激により、赤みやピリピリとした痛み、さらにはかゆみを感じやすくなります。
また、乾燥が進むと皮膚のバリア機能が低下し、痛みやかゆみが悪化しやすくなります。
保湿剤には、ヒアルロン酸やセラミドなどの基本成分に加えて、「レジストリル」などの肉割れ・妊娠線ケアに役立つ成分が含まれたクリームやオイルを毎日こまめに塗りましょう。

レジストリルは妊娠中にも使用いただけます。
妊娠線の場合は下図のように、見落とされがちなへその下も忘れずに保湿しましょう。
あわせて、マッサージも控えましょう。
痛痒い肉割れや妊娠線は、無理にかいたりマッサージしたりすることで、症状が悪化したり皮膚にダメージを与えるリスクもあるため、適切なスキンケアと刺激の回避が重要です。
肉割れがかゆい時の対処法については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
関連記事:肉割れがかゆい時の対処法は?原因を身体の5つの部位別に解説
胸の肉割れが痛い場合はどうしたらいい?
胸元にできた肉割れが痛むときは、まず肌の乾燥を防ぐための保湿ケアを丁寧に行うことが基本です。
バスト周りの皮膚は薄くデリケートなため、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を含む低刺激のクリームやオイルで、肌のうるおいをしっかりとキープしましょう。
また、レジストリルやレチノール、ヘパリン類似物質系なども肉割れのケアに適しています。
あわせて、締め付けの強いブラジャーや化繊のインナーなど、摩擦や圧迫を引き起こしやすい衣類は避けることも大切です。
サイズの合っていない下着や硬いワイヤー入りのブラは、動くたびに肉割れ部分を刺激し、痛みやかゆみを悪化させる恐れがあります。
できるだけ肌あたりのやさしい素材を選び、締め付けの少ないデザインを着用するよう心がけてください。
また、保湿や衣類の工夫をしても痛みが続く場合や、しこり・張り・熱感などが伴う場合には、自己判断せず皮膚科や乳腺外科の医師に相談しましょう。
胸の肉割れを目立たなくする方法について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:胸の肉割れを目立たなくする方法とは?原因やケア方法を解説
肉割れの治療にも痛みはある?
肉割れには、さまざまな治療法があり、それぞれ痛みの種類や程度も異なります。
下記は、主な肉割れ治療の概要と痛みの特徴です。
治療名 | 痛みの特徴 | 治療の概要 |
---|---|---|
ヴェルスカー | 爪楊枝やシャーペンで擦られているような感覚 希望があれば表面麻酔を使用する | 微細な傷を患部に与え、自然治癒力を促進し、セラムを浸透させて肉割れの凹凸や色味を目立たなくする |
フラクショナルレーザー | ジリジリ、ヒリヒリとした熱感がある 表面麻酔を使えばほぼ無痛 | 真皮層に熱エネルギーを照射し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す |
サーマクール | 痛みを感じやすい | 高周波(RF)を使用し、真皮層に熱を届けて肌を再生する |
ダーマペン | 麻酔が必須 表面麻酔が基本 | 皮膚に細かな穴を開けて創傷治癒力を引き出し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する |
比較的痛みを感じやすい施術は、サーマクールです。
高周波(RF)による熱エネルギーにより、肌の奥で熱いような痛みを感じます。
なお、痛みは施術部位によっても異なるため、痛みが心配な方は施術前に確認しましょう。

ヴェルスカーの患者様は「シャーペンの芯で擦られているチクチク感」「痛いけど我慢できるレベル」という方が多く、麻酔を使う方は1割くらいです。
肉割れは、状態によって適切な治療法を選択することが大切です。
肉割れの治し方について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:肉割れの治し方!8つの治療法とそれぞれの特徴を詳しく解説
公式LINEでは、肉割れを目立たなくすることに特化した治療「ヴェルスカー」についてや、肉割れに関する疑問や質問にお答えしています。
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まとめ
肉割れは痛みやかゆみなどの不快な症状をともなうことがあります。
- 肉割れの痛みは、初期の炎症・乾燥・摩擦や圧迫などが原因で起こる
- 赤みを帯びた時期にはピリピリ・ヒリヒリ感が出やすく、保湿や刺激の回避が有効
- 乾燥した状態ではバリア機能が低下し、痛みやかゆみが悪化しやすくなる
- 強くこする、着圧レギンスで締めつけるなどの刺激は悪化要因となる
- 自己判断での薬剤使用は避け、長引く痛みや異常があれば皮膚科を受診する
症状の悪化を防ぐためにも、違和感がある時点での適切な対応が大切です。
肉割れの痛みやピリつきにお悩みの方へ
肉割れは、状態や進行度によって対処法が異なります。
「どこに相談すればいいか分からない…」という方も、まずはお気軽に公式LINEでお問い合わせください。

公式LINEでは「肉割れ」の疑問や質問にも回答中です。
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※安心して受けていただけるよう、医師監修のもと、安全面に配慮した治療を行っています。
治療は多くの症例で効果が期待されていますが、効果のあらわれ方には個人差があります。